浮遊する草
2024.05.19
私は週に数度の割合で
胡蝶蘭と一緒にお風呂に入ります
はい、その顔、よくされます
かつて「空中庭園」とか聞くと
その、あまりにロマンあふれる語感に
なんだかこうラピュタ的なアレを想像しておりましたが
実際のそれは、例えばビルの屋上だったり
小高い山の上に造られたような
いわゆる、「高所からの景色がいいですよ」的なガーデンがほとんどで
いや、それはもちろん当たり前のことだし
全然いいのですけれど
でもそれって浮いてないじゃん!!
空、飛んでないじゃん!!
俺のピュアとシータを返せ!!
と、明後日の方向へ拗ねて見せたって仕方がないので
それならば、不肖この私めが
この世にメルヘンそのものを顕現せしめようと
手ずから創作した無二の生命体がこの子なのです

・・・植物の虐待じゃないですヨ
この状態には理屈があって
胡蝶蘭は着生植物といって
元来、熱帯の木の枝などに着生して(寄生ではない)
育っていく植物ですので
このようにぶら下げていても
むしろ本来の生育環境に近いのですが
しかし当然これでは乾燥してしまいますので
普段は、我が家では湿度の高い脱衣室に居てもらって
週に何度かは一緒にお風呂に入るのです
シャワーがあったまるまでの間の水って勿体ないですもんね♪
身近なところからのSDGsです
ちなみに表紙の画像に載せておりますように
今年もちゃんと中央部分から元気な新芽が出てきています
でもこれって結局、吊ってるだけで
空、飛んでないジャン!!って方は
植物の空の飛ばし方をご教授ください
ということで
何かのお祝いで貰った胡蝶蘭の花が終わってしまっても
出来れば捨てずに、100均の紐さえ買えば
あとは時々一緒にお風呂に入るだけで
ロマンとSDGsの追求が出来ますよというお話でした